InstagramやX(Twitter)、TikTokなどのSNSを使っていて「疲れたな」と感じることはありませんか?
本記事を書いている私自身も、ふと「やってても良いことないな」と思ってアプリを消したりすることがありました。(そう長くないうちに結局舞い戻るのですが)
具体的に何が"疲れ"につながっているのでしょうか?また、SNS疲れした場合どうすれば良いのでしょうか?
SNS疲れにつながる要因
SNSのどのような点が"疲れ"につながっているのか、ということについてを具体化を試みる研究※1があります。
その研究によると、SNS上で発信する時と受信する(他ユーザーが発信したものを見る)時、いずれにおいても"疲れ"につながる下記のようなネガティブ要素があるようです。
◇受信時
- 誹謗中傷発言
- 誇示的発言(盛った発言)
- 見知らぬ者からの接近
◇受発信時
- SNSでつながっている人とのやりとりの時に感じるわずらわしさ、義務感
- 言い争い
◇発信時
- 反応をしてもらうために気を遣う
上記のほかにも「業者からの宣伝・勧誘」「悲観的発信」などの要素も見られたそうです。
SNS疲れした場合どうすれば良いか?
SNS疲れの主な要因は上に挙げた通りですので、これらから離れるための方法を実践してみると良いかもしれません。
SNSデトックスしてみる
一時的にSNSから離れてみるSNSデトックスはいかがでしょうか。
iPhoneやAndroidには一日でアプリを利用可能な時間の上限を設定できますので、その機能を使って制限してみてもよいかもしれません。
また、スマホの電源を切って自然のある場所やカフェなどの落ち着く場所でゆっくりしてみるのも一つの手です。
ただ、完全にSNSから離脱することは悪い感情を和らげる一方良い感情も抑えてしまうという研究※2もありますので、ほどほどにSNSを控えるのが良いでしょう。
実際にSNSデトックスを試されている方のブログが参考になるかと思います。
SNS疲れの要因となるようなものがないSNSを利用してみる
SNS疲れの要因を見ると、ユーザー同士でコメントを交わすことができるからこそ起きてしまうことが多いように思います。
対面では出来ないような良くない発言も、相手の顔の見えないインターネットであれば言ってしまうことが多いのでしょう。
そこでコメントの機能が無いSNSを利用してみるのも良いかもしれません。
◇日常つづり場
日常つづり場は2023年11月にリリースされた新しいサービスで、「日常を日記のようにつづり、今同じ時間を生きている人たちと共有する場所」です。 アカウント作成することなく匿名で利用開始できます。
書いた日記は他ユーザーからも見ることが出来ますが、コメント機能はありません。
日記なので一日に一回しか投稿できないところは注意点ですが、スマホを見る時間が減ることにつながり「SNS疲れ」への対策としては逆に良いかもしれません。
◇Bonfire
Bonfireは「『バズらせなくていい』SNSに疲れた人におすすめしたい、つぶやき型の匿名日記」がコンセプトのサービスです。
こちらも匿名でアカウント登録不要で利用でき、コメント機能もありません。
Bofireはつぶやける回数に制限がないので、より気軽に投稿したい場合はこちらが向いているかもしれません。
まとめ
現代人は想像以上にSNSに時間を割いており、世界平均で一日151分SNSを使っている※3とも言われています。
たまにはスマホの電源を切ってリフレッシュしてみるのもよいかもしれません。
とはいってもSNSは日常で欠かせないものにもなっていますので、長い時間利用しまうものだからこそ、より疲れないようなものを選んでみてはいかがでしょうか?
注釈
※1 https://doi.org/10.14836/ssi.2.1_31
※2 https://fortune.com/well/2023/11/08/digital-detox-social-media-goldilocks-rule/
※3 https://www.statista.com/statistics/433871/daily-social-media-usage-worldwide/